お知らせ
2024.11.13
総合メディカル社員 杉浦佳子選手(パラサイクリング)が2度目の紫綬褒章を受章

当社グループの総合メディカル株式会社社員の杉浦佳子選手が、パリ2024パラリンピック競技大会のパラサイクリングにおいて、金メダルを獲得した功績により、令和6年度紫綬褒章を受章しましたのでお知らせします。紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた人に授与されます。杉浦佳子選手は、東京2020パラリンピック大会での金メダル獲得による功績により、紫綬褒章を令和3年度にも受章しており、今回2度目の受章となります。

 


■ 杉浦佳子選手のコメント

このたびは、身に余るような名誉ある賞をいただき大変光栄に思います。

これもひとえに皆さまのご指導、ご支援のおかげです。

今後は、この賞にふさわしい人であるようより一層精進してまいりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

 


■ 主な成績

年月 大会 出場種目・成績
2021年
8月
東京2020パラリンピック大会 タイムトライアル1位(C1-3※1
ロードレース1位(C1-3)
2022年
5月
UCI※2パラサイクリングロードワールドカップ
(ベルギー)
ロードレース1位(C3)
UCIパラサイクリングロードワールドカップ
(ドイツ)
タイムトライアル1位(C3)
ロードレース1位(C3)
2022年
9月
UCIパラサイクリングロード世界選手権大会
(カナダ)
ロードレース1位(C3)
2023年
8月
UCIパラサイクリングトラック世界選手権大会
(イギリス)
500mタイムトライアル1位(C3)
3km個人パシュート※3 1位(C3)
2024年
9月
パリ2024パラリンピック ロードレース 1位(C1-3)

 

※1 運動機能障害クラス

※2 国際自転車競技連合

※3 個人で競う「追い抜き」

 


■ プロフィール

杉浦佳子選手は、大学卒業後、薬剤師として勤務しながら自転車競技に取り組んでいました。2013年にはスポーツファーマシストの資格を取得。薬学的知識を活かしてアスリートのサポートや講演活動に尽力していました。2016年、ロードレース大会中に落車し、医師からは回復は難しいと診断を受けるほどの重傷を負うも懸命なリハビリを重ね、2017年にパラサイクリング選手として奇跡的にレースへ復帰。東京2020パラリンピックにて、女子個人ロードタイムトライアルと女子個人ロードレースで金メダルを獲得。その後も、世界選手権などさまざまな世界大会で優秀な成績をのこし、今回のパリ2024パラリンピックでは2大会連続の金メダルを獲得しました。同時に、杉浦佳子選手自身が持つ日本人の最年長金メダル獲得記録を53歳に更新しました。